『BOSS』

出演 天海祐希 竹野内豊 戸田恵梨香 溝端淳平 吉瀬美智子
    温水洋一

CASE 1
4/16放送分
天海祐希がキャリアのある女性を演じる、しかもフジテレビとなると、どうしても『離婚弁護士』を思い出してしまう私。しかも今回、その時共演してた竹野内豊(初期、ほんの短いシーンだったけど)と玉鉄も出てる。仕事中にM&M食べてるシーンだったり、クセのある部下たちが多かったり、上層部とのいがみ合いがあったりは『CLOSER』を思い出させられ、何かモーレツなデジャヴ感……。出演者も豪華だし、犯罪のトリックも今回は特別陳腐な感じじゃなかったのだけれど、何しろもう「……これ、どっかで観た気がすんだよな……」っていう感覚がどうしてもどうしても拭えなくって……。最後の取調べのシーンでうっかりメモを落としたり、犯人が強気に出たシーンで絵里子がうろたえたところも「……それ、全部計算っしょ……?」っていうのが読めてしまったし。正直、今のところ、私にとっては出演者が非常に豪華なだけ、という感じになっちゃってます……すいません……(涙)。とりあえず竹野内と戸田恵梨香ちゃん、ケンコバさんで目の保養をさせて頂くような気持ちでした。
CASE 2
4/23放送分
上司風を吹かせて部下に対してただ偉そうにするだけっていうのは、意外に簡単な事。実際にきっとそういう上司って多いんだろう。でも絵里子は全く違いますよねー。女性なのに男気ありすぎ。今回も立て続けに起こる事件に「私が囮になる!」とさっくりと言い切り、危険を顧みずさくさくとコトを進めていったあのシーンでついつい「カッコいー!!」とつぶやいてしまった私。最初はみんな鳴り物入りでやって来た女性上司をイロモノ扱いしてたけど、口ばっかりじゃなく自らが体当たりで事件解決にまっしぐらに進んで行く情熱的なところを見ちゃったら、着いて行かざるを得ないよなあ……などと思ったり。いくら盗撮マニアだからって警察よりも素早く現場行って写真撮れるか……?ってところはツッコミどころだよなあ……と思ったけれど、その後、ネット上で祭りが起きたあの感じは、凄くリアリティありましたよね。犯人が爆発で命を落とし絵里子が自宅へ引き返す事になった時、ちょっと、あまりにも事件解決あっさりし過ぎてませんか……?と思ったらば、案の定……!もしあの時、玄関に靴を直しに行っていなかったらマジで危なかったのか、それとも、絵里子は同じ警察で働く者に対しても家にあげたりする時には常に警戒心を持っていたのか。いずれにしてもあのシーンはすっげードキドキしましたよー!
CASE 3
4/30放送分
初回はイマイチ……などと思っていたのですが、回を重ねる毎にずんずん引き込まれるようになって来た気がします。今回はかなり面白かった!さすが海外で様々な経験を積んでるだけあるわー、と唸らされる事度々、って感じでした。ゆかりの病室にまず木元を配置した事も、その後で山村に変えたのも、まさか最初から全部計算済みだったとは……!女が持つ第六感みたいなものは絶対に男には理解できないだろうな、と私は思うのですが、これもまさしくそう。プロファイリングを学んだからとかではない、女性ならではの視点での捜査だったよなあ、としみじみ思います。それにしても撮影現場に絵里子が訪ねて来て全てを明かした時のゆかり、凄かったですねえ。シラを切り通すかと思えば犯行をあっさり認め、開き直った発言をかまし、挙句の果てにはメイク直しまで……!絵里子といい、ゆかりといい、女って怖い生き物なんですね……。
CASE 4
5/7放送分
野立が「ヘタしたらお前のキャリアに傷がつく可能性だって……」などと言っていたので、一体どんなミッションを課せられたのかと思ったらば……ピーポくんの帽子かぶって交通安全の劇って……!!(爆笑)まあある意味キャリアに傷がつくってのも分かる気はしましたが、でもこれがきっかけで木元が出社(警官でも出社になるのかね?ならんよね?)拒否するとは……可愛かったけどなあ、あのコスプレ(そういう問題ではない)。絵里子はなぜ奈良橋が木元を特捜に入れたのかを知っているだけに、あの態度を、もどかしく感じているでしょうね。まあ木元の気持ちもよく分かるけど……。そんな中発生した連続殺人事件。どの被害者もかなり無残な殺され方。犯人像も見えて来ていつも通り無事に確保して終了するのかと思いきや……!いやー、まさか木元まで標的にされてるとは思ってもみなかった……!どう見たって普通に歩いてたら警察関係者とは思えない彼女がなぜ……犯人、一体誰なのさ!っつーかこれまでずっと1話完結だったのに、どうして今回は2話続き?!どうしてあんないいとこで終わるのさー!!待てぬ次週!!(涙)
CASE 5
5/14放送分
犯人役って山田孝之だったんですね……あのかなり不気味な雰囲気とは全く対極なイメージ持っていたので、彼だと全然分からなかったー!今回の犯行は怨恨だ、と言っていた絵里子。ビンゴでございます!私は、大事な友達がリンチで殺された→犯人たちはたった2年でシャバに戻って来ただけでなく、彼の命日にパーティーなどをやるなど反省の色が見られない→だから殺してやる、という思考の流れに関しては、完全に理解できる(それを行動に移すかどうかは別だが)。だけど警察に対する逆恨みだけはなあ……本当に逆恨み、逆ギレという表現がピッタリ、という感じでさー、どうもシンパシー感じづらかった。絵里子の作戦を全て見抜くなど、頭の回転も速い人だろうに、やはり過去の経験が彼の人生に暗い影を落としてしまっていたんでしょうね。絵里子の説得よりも木元の説得の方が心にしみていたようだったのは、同じような経験を持つ者同士、通じ合うところがあったからなんでしょう。射撃訓練にも行かないような木元が丸腰で犯人につかつかと近寄って行き、拳銃を押さえ手錠をかけたあのシーン、凄くよかった。木元もこれで一皮剥けた感じになるでしょうね。ま、あの引きこもりキャラは変わらないかも知れませんが。主要キャラなので命がどうのという事にならないだろうとは思っていましたが、それでも、ケガなく犯人逮捕に至ってホッとしました……。
CASE 6
5/21放送分
いやー、志田未来ちゃんってホント上手いねえ……!私はこれまで、お調子者だったり真面目一本やりだったりの彼女の演技しか見た事がなかったのですが、こんなにイヤーな感じもちゃんと出せるんだ。ホント凄い、まだ高校生でしょう?末恐ろしい……!しかし、本当にイヤーなヤツでしたね、由貴は。頭キレまくるのもそうだけど、ああいう年代特有のオトナのナメっぷりがまた。でもまあそこは百戦錬磨の絵里子。駆け引きはお手の物、ですから。頭脳戦の結末はいかに、と思ってましたが、スポーツクラブのロッカーがキーになるとは。ああいうちょっとした雑談も、犯人にとってはアリバイを作るヒントになり、警察にとっては犯人確保に向けての撒き餌になり、で。絵里子、由貴、2人の頭のよさが際立った部分だったと思います。それにしても殺された教師の手癖の悪さったらないね。同僚はともかく、教え子2人に手を出してるなんて。あれだけ常にスカした態度を取っていた由貴なのに、日記に自分の事が出て来なかったのがキレた原因だったなんて……そこで逆上しちゃうとこはまだまだ子どもだな、と思ったのと同時に、でも“女”だからこそだなあ……と感じさせられました。って言うか同じ男と付き合っていた子と親友になれるものか……?そっちの方はやや疑問でしたが。
CASE 7
5/28放送分
警察関係者とかミステリーマニアとか、そういう人が全くスキのない犯罪をするというのは想像できますが、事件現場に立ち会う事が多いジャーナリストが完璧な犯罪者になるっていうのは、ある意味盲点でした。過去の自分の捏造スクープの事実を消す為の殺人。自分の地位を守る為ならば殺人も厭わないっていう人は多いと思うんだけど、でもそれがキャスターだっつーのがね……犯罪を伝える立場にある人が犯罪を犯す……人間というイキモノはどんな立場であれ、自己防衛をする為なら何でもするんだねえ、って感じ。東郷が取り調べ中にいきなり死んだのにも仁美が絡んでいるだろうとは思っていましたが、まさか透明マニキュア使って薬が効く時間を遅らせるなんて!女性ならではの視点だし、それを見抜いた絵里子も、女性だからこそ。捜査から外れないと左遷どころでは済まない、と言われながらも辞表を出し独自に地道に捜査を続け、真実を導き出した絵里子。ただキレ者ってだけではない、下の人間を上手に動かすだけではない、自ら動くボス。だからみんな、何だかんだ言いつつちゃんと付いていくんだろうなあ……と実感した姿でした。
CASE 8
6/4放送分
先週、野立と片桐がしていた会話から片桐には何かあるんだろうと思っていたのですが、誤射(と言っていいのかどうかはアレだけど)だったのねー。名手だっただけに相手が死んでしまった……というのが片桐の不幸だったところ。ちょっとでもそれてれば展開変わっただろうに……(まあそういう問題じゃないんだろうけど)。でもそれにしても上司がかばわなかったとか、自分を守りたいが為に資料に手を加えるだとか、正義を追求すべき警察官たちが何をやってんだか……!という腹立たしい気持ちでいっぱい。片桐、上司に恵まれなかったんだなあ……もしちゃんとフォローしてくれる人が上に立っていたら、あんな風に長い間トラウマにならずに済んだかも知れないのに……。この手のドラマでかなり有名な俳優や女優がゲスト出演するとその人が犯人である確率がかなり高いのですが、今回の小西真奈美は完全にアウトオブ眼中だった……!犯人は男だと勝手に思い込んでいたし!山村さんのフィアンセというだけで出て来たんじゃないとは思っていたけれど、まさかまさか、という感じでした!……あれ、こんなに意表つかれたのは私だけ……?
CASE 9
6/11放送分
いやー、引っかかった引っかかった。てっきり本当に西名には弟がいて、弟が復讐をし、弟の気持ちは分かる、が、自らが手を下す気にはなれない、という複雑な想いを抱えた兄が弟の後始末をきちんとしている、と、観たまんまの感じなんだとばかり思ってました。自らの経験を生かし苦しんでいる人を救いたいと思っている地位ある人間が、実は自分の弟すら救えていなかった、というオチかと。まさか多重人格者だったとはねえ……それにしても本当に絵里子鋭すぎ。だって、ヒントは大学のPCのマウスと怪我をしていたはずの足がきちんと動いていたところだけでしょう?まあ弟の存在なんかは調べればすぐに分かる事だろうけど、足の件は、虐待が原因でこうなったと言えば、西名の存在感や説得力を増す為のウソ、という風にも解釈できそうだし。殺人はよくない事なんだけど、西名の過去から生じたトラウマによってうみだされた第2の自分が犯した事と思うとねえ……全くの無意識な訳だし、ある意味、虐待されてた子どもたちは救われたとも言える訳だし……何だかとてもやるせない事件でありました……って言うか何で対策室が謹慎なの??事件解決に時間かかり過ぎたから??意味不明なんですけどーーー!!
CASE 10
6/18放送分
絵里子と野立の金八合戦に爆笑していた私は何てお気楽だったんでしょうか……いやね、野立、竹野内がやってる割にはちょっとチョイ役すぎやしないか?とはずっと思っていたのよね。たまーに出て来て女子にちょっかい出してギャグ飛ばしてるだけなのに竹野内って……と。でも何かそういうムダに豪華な感じって悪くないよね?と。まさか、最後にこんな時限爆弾しかけてあったなんて思ってもみなかったよ……ショックだ……。私、最初爆弾犯と繋がってるのはむしろ小野田側の人かと思っていたの。だって何しろあの人、片桐をむげに扱った過去があるし、常に対策室を目の敵にしてるようなとこ、あったし。だからずっと片桐に「騙されるなー、きっと罠だー!」とか言ってたんだけど。爆弾犯がシャッター修理係としてやって来た時、野立と怪しげな視線を交わしてからはもう、野立が黒幕だと思わざるを得なくなり……爆弾犯が警察に憎しみを覚えるのはまあアリだとして、野立は何があるんだろうね?裏金の件?警視総監に個人的な恨みが?でも自らの野望を果たす為にわざわざ絵里子をアメリカから呼び戻して対策室まで作って……随分遠大な計画だったんだなあ……。最終回、気になるけど観たいような観たくないような……絵里子と野立の2人のシーン、結構好きだったので、あの2人が憎しみ合ったり、銃を向け合ったりするのかと思うと……。