Images 6
ここはどこ 夢の中ふと坂道を駆け下りさがす自分の居場所 秒針が刻みゆくのは時かわれかテスト問題にらみつけつつ 坂の上にたたずんでいた白霧につつまれてこれは現実じゃない 霧の海そびえる塔を見つめては崖の上にて風に吹かれる 雲海にそびえる塔はきらめきて純白の翼があったなら 飛び立つのだ 機械仕掛けの羽を背にみどりの斜面を駆け下りてゆく 大都市がジェンガのように揺れながら森へ海へと帰りたがる夜 ビル群は陽炎のように揺らいではヒトのおごりの儚さ歌う ひまわりは黄の魂をあふれさせ高らかに歌う金管楽器 あつくなる前の朝に咲くあさがおの花弁は水をたたえた湖面 水色の風の尾ひれをつかまえて落ちてくように空飛ぶつばめ しばられて鎖の重いこの脳はとろけてゆくの昼寝のはじまり 透きとおった空の遠くを見晴るかし脳の疲れをほぐすまどろみ 人ごみは何も匂わない わたくしの無意識達が嫌っているから 破壊の匂いが鼻についてこの都市の破滅を知った夢にて 優美なるユリの香りは鼻奥をナイフのように突き刺しもする 秋空はまるで一面空色に塗られた真空 はてしもなくて 砂粒の寂しさを持つ歌の都市 秋色の夢に包まれている ト長調の上に若葉が生えてきた ピクニックに行きたくなるの のびていく歓喜にあふれた並木道 五月の光に若葉は透けて どこまでもうすく延びゆく金の羽 まといし像のかろやかな光 鉄くぎを打ちつけてみて この心に わたしをつなぎとめたいならば
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