いっぱいの光
幻聴の驟雨のなかで何時間泣きそうなんだろう深くうつむく 窓の外に夜が来るころそろそろと気温が降りてるうす紅の部屋 ぼくたちは乱反射するモノだからはみ出したりしてぶたれるんだね いっぱいの光射す教室泣くこともないほどあわい影の降りつむ 頭からシャワーを浴びる 脱皮してまっしろな蝉のようになりたい まぶしさに蒸発しゆく涙にはいつかの闇の深さを一滴 ふかぶかと風を吸ったらあばら骨きしみながらも開花してゆく 雨あがりの世界を樹脂に沈めよううつろな胸に抱きしめるため
同人誌「かばん」に
発表した作品です。
かばんに入会してからいままでに、
かばんに発表した作品の中から、
もう一度歌い直したいイメージを
使って作った作品たちです。
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