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 ////★ 【魔法の秘密通信】 第18号 2004/1/16
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★                __−ニ二三三
  _______________/⌒‖ニニニニ三三
 └────────────  _‖ニニニ三三
            
                ハリー・ポッターと魔法の秘密(kmy)

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melma!バックナンバーにおきまして、この号が17号になっていますが、
18号の誤りです。

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│ ■目次
│  ・魔女のつぶやき
│  ・ハングマン=いたずら書き? ――翻訳では伝わらなかったこと
│  ・ホグワーツの授業時間の疑問
│  ・ルーナ・ラブグッドと魔法界の交友関係
│  ・DA会合の疑問
│  ・編集後記
└─────────────────────────────────┘

 魔┃女┃の┃
 ━┛━┛━┛
   つ┃ぶ┃や┃き┃
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魔法の秘密通信は今年で3年目となります。今後もどうぞ、よろしくお願い
します。
5巻発売から、様々なご意見や感想をくださいまして、ありがとうございます。
興味深い視点から読まれていて、一人で読んでいたときには考えてみなかった
ようなことに目をつけられている方のお話を聞かせていただいています。
今回は、物語の重要な筋から少し外れて、さり気なく描かれているホグワーツ
や魔法界の風景についての話題をお届けします。


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│/  ○
│  ─│―   ハングマン=いたずら書き?
│   /\   
└──         ――翻訳では伝わらなかったこと――


 先日、ファンサイト「フラミンゴビーチ」にて掲載された「ハングマン」の解
説を読んで、該当箇所を邦訳5巻で確認しましたところ、驚きました。
 原文と訳文をまずは引用してみます。

原文 ("Harry Potter and the order of the Phoenix" Chapter twelve)
    (ハードカバーイギリス版の場合P207)

……(前略) and he spent the remaining hour and twenty minutes playing
hangman on a corner of his parchment with Ron,……(後略)

邦訳文 (5巻 上巻 P364)

(前略)残りの三十五分は、ロンと二人で羊皮紙の端にいたずら書きして遊んだ。

 ハングマンというゲームの解説は、「フラミンゴビーチ」にて確認していた
だけますので、ここでは割愛します。
「フラミンゴビーチ」 http://www.tongarashi.com/~michie/index.html

 「ハングマン」は「いたずら書き」と訳されています。イギリスでは「ハング
マン」はよく知られた遊びだそうですが、日本での認知度は低いと思います。
そこで「いたずら書き」という訳になったのかもしれません。わたしは最初に
原書でハングマン(hangman)の部分を読んだときに、あまりよく考えずに
「何か」なんだろうと思って読み流しました。フラミンゴビーチのおかげで、
「ハングマン」が何か知ることができ、同時に「いたずら書き」でいいの?と
疑問を感じました。
 「ハングマン」という言葉に聞き覚えがない読者でも、ホグワーツ指定教科
書を読んでいる読者はハングマンを見たことがあるはずです。教科書には「ハ
ングマン」の文字はもちろんでてきませんが、遊んだ様子が浮かびます。教科
書も熟読している熱心な読者にとって、5巻でハングマンで遊んでいる様子は、
既出の事例として効果を上げるはずです。従って5巻の魔法史でハングマンを
やって遊んだという部分は、単にその魔法史の授業が退屈だということを示す
文としてだけでなく、、ロンとハリーの日常を想起させる効果を持っていると
思うのです。退屈な授業だから、ハリーとロンはハングマンをまたやっている、
たぶんしょちゅうやっているんだろうな読者は再度確認しては実感して楽しめ
る、そんな部分です。
 「静山社のハリー・ポッターシリーズには注は一切ない。物語の世界にどっ
ぷり浸かって欲しいからだ」(4巻 ふくろう通信Vol.4下より)とあり、食
べ物の注などもつけないで音訳しているのみだそうです。ハングマンも音訳の
ほうがよかったように感じます。いかがでしょうか。

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 ■□■ ホグワーツの授業時間の疑問
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 ついでながら、英文と邦訳を比べると気になる違いが出てきます。原書では
残りの1時間20分、ハングマンをして遊んだとなりますが、邦訳では35分
になっています。この直前の時間割に関する部分は以下の通りです。

「『魔法史』『魔法薬学』が二時限続き、『占い学』二時限続きの『闇の魔術
の防衛術』……(後略)」(5巻 上P358)

この魔法史の授業のことが邦訳では次のようになっています。

「四十五分の単調な唸りに苦しんだ」(5巻 上P364)

原書では、以下の通り。

"Today, they suffered an hour and half's droning on the subject of
giant wars,……"
("Harry Potter and the order of the Phoenix" Chapter twelve 
ハードカバーイギリス版の場合P207)

原書においては魔法史の授業は1時間半ということになっています。これまで
の巻の様子では、授業を二つ受講したところで昼食でした。魔法史の授業も同
様に原書では一時間半となっていますが、この時間割に従うと、魔法薬学の途
中で昼食のはずですが、ハリーたちは魔法薬学の後に昼食をとっているようで
す。(5巻上P372を参照)
 翻訳する際に、この矛盾点を作者に確認したのでしょうか。邦訳の5巻では
授業時間一時間半が45分に訳され、残り時間もあわせて35分という翻訳に
変わっています。ホグワーツの授業がもし1時間半であれば、大学の講義風と
いうことで、二時限終わったところで昼食です。そして、魔法史が一時間半で
もおかしくはありません。しかし、5巻での時間割を確認すると、一日に6時
限あるわけですから、一時間半の講義ををずっと受けると、昼食は13時30
分を回り、休憩時間を加味すれば14時くらいになってしまいそうで、それで
はちょっとおかしいですよね。逆に45分ですと、午前3時限、午後3時限の
時間割になり、5巻の時間割の辻褄は合います。その代り、5巻以前の時間割
が合わなくなってしまうように感じます。低学年には空きコマがあって、2時
限目がない、あるいは3時限目がないなどのように考えれば、一応辻褄があう
かもしれません。

1時限が1時間30分の場合は大学の講義風になり、
1時限  9:00〜10:30
2時限 10:40〜12:10
 昼食 12:10〜13:00
3時限 13:00〜14:30
4時限 14:40〜16:10
5時限 16:20〜17:50
6時限 18:00〜19:00

6時限まで勉強すると、この時間割ではかなり辛いですね。

1時限が45分の場合 
1時限  9:00〜9:45
2時限 10:00〜10:45
3時限 11:00〜11:45
昼食  11:45〜13:00
4時限 13:00〜13:45
5時限 14:00〜14:45
6時限 15:00〜15:45

45分授業なら6時限でも、クィディッチの練習はできそうです。

 3巻P130によると授業開始は9時のようです。そうなると、一時間半の授業
であっても、45分授業であっても、一年生の飛行訓練の最初の授業に3時半
(1巻P215)に校庭に向かっていますが、こちらはかなり不規則な時間のよう
です。また、天文学は真夜中ということになっていますから、マグルの学校の
時間割と簡単に比較してはいけないのかもしれません。
 ホグワーツ入学の際は、授業時間に戸惑わないように、みなさま確認の上、
ご出席くださいませ。

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 ■□■ ルーナ・ラブグッドと魔法界の交友関係
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ルーナとジニーはいつから友人なのでしょうか。魔法使いの交友関係について
夢見人さんから頂いた疑問について少々考えてみました。


■夢見人さん
ジニーの友達ということで登場しましたが、ハリー達を見ればわかるように同
じ寮でない友達は比較的少ないと思います。それに、ルーナは変人のオーラ(笑)
が出ていますし、父親は魔法界では笑いの種になっている雑誌の編集者となれ
ば友達になりにくいと思っていたんです。

その理由を探すために4巻を読んでみたら、なんとこんな文があったんです。

第6章移動キー 112ページ 8行目〜10行目

「エイモス、ほかにだれか来るかどうか、知ってるかね?」

「いいや、ラブグッド家はもう一週間前から行ってるし、フォーセット家は切
符が手に入らなかった。」

なんと、4巻からラブグッド家は出てきていたんです。しかも、文を見る限り
近所のようです。

ここからは予想ですが、魔法界でも近所の付き合いはあるでしょうから、小さ
い時から一緒に遊んだりしたんじゃないんでしょうか。年齢も同じだし、ルー
ナは母親が死んでしまったのですからこういうことは考えられると思います。

あまり関係のない話しですが、一週間前から行っていたという事は安い切符だっ
たのでしょうか。父親の職業や母親がいないことに関係もありそうです。

■kmy
ルーナとジニーの関係はどうなのでしょう?
もう少しよく考えてみたいことなのですが、魔法使い同士のお付き合いってマ
グルの近所付き合いとは少々異なるような感じがします。
ウィーズリー家とディゴリー家も近所のようですが、以前から子供同士が知り
合いという感じはあまりしませんでした。
就学前はあまり子供同士の仲間ってできにくいのでしょうか。
魔法使いはマグルの小学校へは行かないとのことですから、特別子供同士で集
まるようなものはあまりないのかもしれません。
たとえばダイアゴン横丁へ買い物に行ったりしたときに、親同士に面識があっ
て「あの子は誰々だよ」という話題がでたり、そうした場でちょっと話したり
と思っています。
特別仲がよいというか、就学前からの知り合いであるというのはあまり一般的
ではないのかもしれません。
マルフォイ、クラッブ、ゴイルは特殊なケースなのかも。

魔法使いは距離的な関係で付き合いがある、というのではないのかもしれません。
移動手段はフルーパウダーが公共機関として一般的で、近所へ買い物というのも
なさそうですし、魔法使い同士の回覧板もないでしょうね(笑)
用件はふくろうが主ですし……。
ジニーとルーナがもともと知っていたという可能性はあると思いますし、もし
かしたら思っている以上に親しいのかもしれないですね。
夢見人さんの指摘のように、同じ寮以外で友人というのであれば以前からの知
り合いという線もありそうですよね。
4巻からラブグッド家が出てきていたのを確認して、ルーナもクィディッチ
ワールドカップに行っていたとか、意外にもウィーズリー家の近くだとか思う
と、物語の中の魔法界って案外狭いなと思いつつ、書かれていない部分を想像
するのがこの物語の楽しみです。
(4巻読後にフォーセット家の方を注目していましたが、重要な役割はなかな
かまわってこないようです)


■夢見人さん
魔法族の近所付き合いに関してですが、よくよく見てみると、アーサーとエイ
モスの会話でエイモスはハリーやハーマイオニーもアーサーの子供と思ったよ
うですし、アーサーもセドリックのことは知っているね?というような感じで
話していました。
そうことを考えるとkmyさんの意見があっていると思います。たしかにフルーパ
ウダーを移動手段に使っているので、「近所だから一緒に行こう。」などとい
うことはないと思います。
しかし、4巻のクィディッチワールドカップの時にはウィーズリー兄弟は魔法
省のことは嫌というほど知っていると書いてあったので、魔法省の役人を家に
招くといったこともあるんでしょうか?


■kmy
魔法使いの社会というのは、割と小さい集団のように感じます。ウィーズリー家
は魔法省の役人の話題がたびたび上がるので知っているのかな、と感じます。面
識がある、ということとはちょっと違うのかなと感じています。ディゴリー氏も
子どもたちのことはよく知らなかったようなので、ウィーズリー家では魔法省の
内部組織やそこに働く人のことなどの話や、ビルやチャーリーといった成人した
兄たちや、魔法省に勤めたいと希望していた学生時代のパーシーなどがいるので、
ウィーズリー家では魔法省の話が何かと話題になり、弟たちの耳にも入っている
のではないかとわたしは思っています。実際に役人を呼ぶ、というよりは友人の
魔法使いを呼んだりすることもあるのかもしれません。
マルフォイ家でも魔法使いの家族のことをたびたび話題にしている様子が感じ取
れます。マルフォイはロンのことを「ウィーズリー家はみんな赤毛で、そばかす
で……」と言っていましたが、初めて会ったようでしたよね。魔法使いの親、
大人はどこどこ家の誰で、仕事は何をしているなどのことに詳しいようですが、
魔法使い生まれの子どもたちは、逆にあまり繋がりがないように感じました。

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 ■□■ DA会合の謎
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 なつぴさんからDAの最初の会合場所ホッグズ・ヘッドにどうしてデニス・
クリービーが集まれたのか?という疑問のメールを頂きました。デニスが入学
したのは4巻なので、5巻時点では2年生のはず。しかし、ホグズミード行き
が許可されるのは3年生からなのですよね。
 わたしもデニスのことは疑問に思っていました。どうやって会合に出席でき
たかのかを少し考えてみました。
忍びの地図に出てきた秘密の抜け道があります。4階の隻眼の魔女の像に向かっ
て「ディセンディウム、降下」と唱えればハニーデュークスに着くわけです。
デニスが双子のウィーズリーからこの方法を教わって、ホグズミードへ行くこ
とも一応は可能ではないでしょうか。
秘密の抜け道の代償として、かなり大量のゲーゲートローチや鼻血ヌルヌルヌ
ガーのテスターを引き受けたことでしょう。
ただし、透明マントなどを持っていませんので、誰か知っている人に見つかっ
た場合、かなり危険が伴うかもしれません。デニス自身、ハニーデュークスの
魅力を振り切って、大通りを通らずにこっそりホグズミードへ……という冒険
をしていたのかもしれませんね。


 編┃集┃
 ━┛━┛
   後┃記┃
   ━┛━┛

物語の面白さは筋を追っていくことだけではなく、途中途中で、その人物が考
えていたことを想像したり、ちょっとしたエピソードに気を留めてみたりとい
う部分も大きいと感じています。
5巻内容が非常に重く、もっと考えてみたいことがいくつもあります。
次回もどうぞよろしくお願いします。

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てくださる場合、「メールの作成 ( 標準 | 色とグラフィック ) 」の部分、
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します。(NNから送信の場合は、テキストメールになるようです)

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